海部地区環境事務組合における節電対策結果について

平成25年度海部地区環境事務組合節電対策に基づいて平成25年7月から9月までに取り組んだ節電対策の結果は次のとおりでした。

1. 節電効果

海部地区環境事務組合の電力使用量は、全施設で平成24年度対比2.3%削減しました。

(1) 総使用電力量 目標:4,680,000〔kWh〕

 7月8月9月合計
H232,827,175〔kWh〕2,276,904〔kWh〕2,070,783〔kWh〕7,174,862〔kWh〕
H241,693,372〔kWh〕1,586,572〔kWh〕1,465,984〔kWh〕4,745,928〔kWh〕
H251,390,927〔kWh〕1,681,639〔kWh〕1,562,885〔kWh〕4,635,451〔kWh〕
昨年度に対する削減率:2.3%H25 - H24:△110,477〔kWh〕

(2) 新開センター使用電力量 目標:610,000〔kWh〕

 7月8月9月合計
H23211,373〔kWh〕199,066〔kWh〕179,213〔kWh〕589,652〔kWh〕
H24212,697〔kWh〕208,944〔kWh〕195,120〔kWh〕616,761〔kWh〕
H25202,277〔kWh〕194,415〔kWh〕179,810〔kWh〕576,502〔kWh〕
昨年度に対する削減率:6.5%H25 - H24:△40,259〔kWh〕

(3) 八穂クリーンセンター使用電力量 目標:3,600,000〔kWh〕

 7月8月9月合計
H232,466,954〔kWh〕1,928,860〔kWh〕1,764,290〔kWh〕6,160,104〔kWh〕
H241,323,670〔kWh〕1,217,030〔kWh〕1,114,660〔kWh〕3,655,360〔kWh〕
H251,027,730〔kWh〕1,328,690〔kWh〕1,228,490〔kWh〕3,584,910〔kWh〕
昨年度に対する削減率:1.9%H25 - H24:△70,450〔kWh〕

(4) 上野センター使用電力量 目標:470,000〔kWh〕

 7月8月9月合計
H23148,848〔kWh〕148,978〔kWh〕127,280〔kWh〕425,106〔kWh〕
H24157,005〔kWh〕160,598〔kWh〕156,204〔kWh〕473,807〔kWh〕
H25160,920〔kWh〕158,534〔kWh〕154,585〔kWh〕474,039〔kWh〕
昨年度に対する削減率:△0.05%H25 - H24:232〔kWh〕

※ 微増の要因は、昨年に続き搬入物の性状(高濃度の硫化水素を含んだ汚泥)により、薬品注入、ブロワ調整を実施し、多くの電気を使用したことによるもの。

2. 発電量の向上

八穂クリーンセンターでは蒸気タービンの精密点検のため発電設備の停止期間を1週間延長しましたが、平成24年度対比発電電力量は1%増加、余剰電力量は5.4%増加しました。

(1) 発電電力量

 7月8月9月合計
H232,352,504〔kWh〕1,705,110〔kWh〕1,572,070〔kWh〕5,629,684〔kWh〕
H242,504,290〔kWh〕1,867,360〔kWh〕1,373,450〔kWh〕5,745,100〔kWh〕
H25671,750〔kWh〕2,545,100〔kWh〕2,585,760〔kWh〕5,802,610〔kWh〕
昨年度に対する増加率:1.0%H25 - H24:57,510〔kWh〕

(2) 余剰電力量 目標:2,731,000〔kWh〕

 7月8月9月合計
H23103,960〔kWh〕156,810〔kWh〕144,040〔kWh〕404,810〔kWh〕
H241,180,640〔kWh〕874,830〔kWh〕675,620〔kWh〕2,731,090〔kWh〕
H25304,870〔kWh〕1,216,560〔kWh〕1,357,270〔kWh〕2,878,700〔kWh〕
昨年度に対する増加率:5.4%H25 - H24:147,610〔kWh〕

3. 節電対策以外の取組み

(1) 新開センター

し尿の搬入量にあわせ前処理設備を1日おきの運転に変更しました。
(従来は、午後から毎日運転)

(2) 八穂クリーンセンター

@ 使用電力量
使用電力量が増加した時は、全館放送でアナウンスを行い空調設備の停止による対応などで使用電力量を抑制しました。
A 余剰電力
O2濃度を抑え排ガス量が削減した結果、余剰電力量を増加させることができました。
また、昼間の余剰電力量を増加させるため、昼間のスートブローを夜間に変更しました。

(3) 上野センター

主処理設備の運転効率を向上するため、遠心分離機からの排出分離液を確認しながら高分子凝集剤注入量を適正調整しました。その結果、SS回収率が向上、脱水汚泥の含水率を適正値に確保しつつ低負荷運転ができました。


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