用語解説(ごみ処理関係)

カレット

 ガラス製品をリサイクルする為に、破砕した状態のガラス屑です。

減容化

 廃プラスチックなどを圧縮して容積を減らし、同時に取り扱いやすいように結束(こん包)することです。減容化することで輸送効率を向上し、リサイクルコストやエネルギーの低減につながります。また、保管場所のスペースも少なくてすみます。

減量化

 ごみ等の排出量を減らすことです。具体的には食べ残しを減らす、水切りにより生ごみの排出量を減らす、粗大ごみを修理して再び使用する、家庭用生ごみ処理機等で生ごみを堆肥化する等が挙げられます。

焼却残渣

 ごみ焼却施設から最終的に排出される残渣であり、焼却灰や集じん灰の総称です。

集じん灰

 焼却により生じる排ガス中に含まれる飛灰をろ布に通して集めたものです。

全連続燃焼式

 24時間稼働で焼却を行う方式です。

特反剤

 特殊反応助剤といい、ろ過式集じん機のろ布をコーティングして保護するために使う薬剤です。

破砕鉄

 破砕機にかけた後、磁選機を用いて回収した鉄分です。

破砕不適物

 破砕機に投入することのできない金属塊や陶器、ガラス等の不燃物です。

溶融スラグ

 焼却残渣を加熱溶融し、冷却して固めたガラス質の物質です。

溶融メタル

 焼却残渣の中に含まれる金属が、溶融炉内でスラグと比重分離して炉底にたまったものです。

用語解説(し尿処理関係)

伊勢湾総量規制

 汚染物質の排出総量を許容限度以下に規制することです。人口、産業等が集中し、汚濁が著しい広域的な閉鎖性海域(伊勢湾)の水質改善を図るため、工場・事業場のみならず、生活排水等も含めた全ての汚濁発生源について、汚濁負荷量の削減対策を進める制度であり、水質汚濁防止法に基づき実施されています。

遠心分離機

 遠心力を利用して、混合している液体と固体を分離したり、またはろ過する機械です。水分を含んでいる洗濯物から水分を取り除くために、電気洗濯機に付属している回転する円筒(脱水機)も遠心分離機の一種です。

撹拌ブロワ

 汚泥の処理工程で汚水が沈降、または分離を防ぐために空気を送る機械です。

夾雑物除去装置

 し尿浄化槽汚泥に含まれる紙、布、ビニールなどの水処理に不適当な物を取り除く装置です。

好気性酸化方式

 酸素を好む好気性微生物が有酸素状態で、し尿浄化槽汚泥中の有機物を分解する方法です。

し渣

 し尿浄化槽汚泥に含まれていた紙、布、ビニールなどをいいます。

消化方式

 消化方式のうち嫌気性消化方式のことで、メタンと二酸化炭素に分解する方法です。

スクリュープレス

 ドラムスクリーンで取り除いたし渣(紙、布、ビニール)などの水分を減らす機械です。

脱水汚泥

 し尿浄化槽汚泥に化学薬品(高分子凝集剤)を加え遠心分離機で固液分離した固形物です。

脱窒素処理方式

 活性汚泥法の一種で、BODだけでなく窒素を処理することも主目的とする処理法です。

貯留曝気槽

 し尿浄化槽汚泥をエアレーションし次の処理工程に移送するまで貯めておく槽です。

ドラムスクリーン

 夾雑物除去装置の一部で1ミリ幅のスクリーンが低速回転し、し渣(紙、布、ビニール)と汚水に分ける装置です。

分離液槽

 遠心分離機でし尿浄化槽汚泥を固形物と液体に振り分けた液体を貯めておく槽です。

膜分離高負荷脱窒素処理方式

 微生物に、アンモニアや腐りやすい物質などを食べさせて、水で薄めず処理します。膜分離装置では生物処理の固液分離を行います。

流動焼却装置灰ホッパー

 脱水汚泥を燃焼した灰を貯めておく場所です。

用語解説(ごみ・し尿処理共通)

アセス

 環境影響評価(環境アセスメント)の略で、事業を実施するにあたって環境にどのような影響を及ぼすかについて自ら調査、予測、評価を行い、その結果を公表して国民、地方公共団体から意見を聴き、環境保全の観点から総合的かつ計画的に、より望ましい事業計画を作り上げていこうとする制度です。

オーバーホール

 機器を分解、清掃、検査し、不具合箇所を交換して再度組み立てることです。

活性炭

 黒色の炭素質物質で、色素やガスを吸着する性質があります。

受水槽

 処理施設で使用する上水や工業用水を安定給水するために貯留する槽です。

トラックスケール

 車両の重量を測定するための大型の秤です。

バッチ炉

 固定式の火格子の炉で、ごみを投入して燃焼が終わると灰をかき出し、また次のごみを投入すると いう方式の炉です。